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第007-1話 鈍感な市民

مؤلف: 百舌巌
last update تاريخ النشر: 2025-01-08 11:17:39

自室。

 ディミトリは早々と部屋の明かりを消してベッドの中にいた。遅くまで起きていると祖母が心配してしまうのだ。

 彼は祖母に心配掛けるのはイヤなのでベッドに入って寝たフリをしていた。意識は他人とはいえ、自分の祖母に何となく似ている彼女を嫌いになれないでいる。

(別に善人を気取るつもりは無いがな……)

 天井に張られたポスターを見ながらフフフッと笑った。

(恐らくはタダヤスの記憶が混じっているんだろうなあ……)

 ささやかだが他人を思いやるなどと考えたことが無いディミトリはそう考えた。

(まあ、只のクズ野郎であるのは変わらないがな……)

 そう考えて自分の手を見た。見慣れたゴツゴツとした兵士の手ではなく、スラリとした如何にも十代の少年の手だ。

(さて、これからどうしたもんだか……)

 取り敢えず自分の身体に還ることは決めている。そのための手段を講じなければならない。

 ディミトリが最後に覚えているのはシリアのダマスカス郊外の工場だ。まず、そこに行かなければ始まらないと考えていた。

(そのためには金がいるんだよな……)

(金が欲しいがどうやれば良いのかが分からん)

 仕事をしようにもタ
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